①障害者（手帳編）

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あなたは障害者？

あなたは現在、障害者に該当していますか？
障害者には、大きく分けて３つありまして、それぞれに手帳が発行されています。

①身体障害者・・・・・身体障害者手帳
②知的障害者・・・・・療育手帳（名古屋市では「愛護手帳」という）（東京都、横浜市では「愛の手帳」という）
③精神障害者・・・・・精神障害者保健福祉手帳

といったものです。

それぞれの特徴を教えてください。

身体障害者手帳	●身体障害者手帳とは、一定の身体障害がある18歳以上の方に対して、都道府県知事から交付され、各種の福祉サービスを受けるために必要となる手帳です ●お住まいの市区町村役場で申請書類を取得し、医師に診断書を書いてもらい、役場へ申請します。
療育手帳（名古屋市：愛護手帳）（東京都：愛の手帳）	●療育手帳とは、知的障害があることを証明する手帳です。 ●一般的には、幼少期に手帳を取得します。なお都道府県によっては知的障害を伴わない発達障害でも療育手帳を取得できる場合があり、大人になってから、療育手帳を取得することもあります。 ●手帳を受けるには、お住まいの市区町村役場で申請書類を取得し、児童相談所などで検査を受け判定されます。
精神障害者保健福祉手帳	●精神障害者保健福祉手帳とは、精神の疾患や障害があることを証明する手帳です。 ●精神の疾患により、長期にわたって、日常生活や社会生活への支援が必要と判断された場合に交付されます。 ●手帳を受けるには、精神疾患による初診日から6ヶ月以上経過していることが必要です。その後、お住まいの市区町村役場で申請書類を取得し、病院で診断書を書いてもらいます。 ●障害等級は１級～３級です。 ●有効期限は２年間です。

障害者手帳を取得すると、どんなメリットがあるのでしょうか？

＜日常生活でのメリット＞
●公共交通機関の運賃の割引や免除を、受けることができます。
●公共施設や民間施設（映画館など）で、障害者割引を受ける可能性があります。
●所得税や住民税など、税制上の優遇措置を受けられる場合があります。

＜就職時のメリット＞
●障害者雇用で就職ができます。
　企業側は、「障害者雇用率にカウント」「助成金が使える」などのメリットがあります。

逆に何かデメリットはありますか？
特に、周囲に障害者であることが知られるなど。

●本来、障害者手帳を持つことで、差別等デメリットはあってはいけないものです。
　しかしながら、現実問題心配ということでしたら、仮に障害者手帳を取得したからといっても、必ず周囲に知らせないといけないわけではないのです。
●またお仕事をしていると、年末調整で、税金を安くしてもらうため、「扶養控除等申告書」の提出時に「障害者控除」の申請をすることになります。
　この場合、仮に「扶養控除等申告書」に記入せず、自分で確定申告をすることで、直接的には障害者であることが知られません。
　ただし、住民税を特別徴収（＝天引き）している会社では、妙に住民税が安いことを発端に、間接的に知られる可能性は残っています。

障害者でも障害年金はもらえない？

障害者手帳を持っていれば、公共施設、税金、就職時などでメリットが受けられることが分かりました。
あと、「障害年金」というお金も、もらえるんですよね！

残念ながら、どんなに障害が重くても、障害年金がもらえない方もいるんです。

えーーーーーーーーーーっ！！

障害者のお金と手続